東北から西日本で大雪警戒、東京23区でも積雪の恐れ
はじめに
2026年1月29日から30日にかけて、日本列島は上空に強い寒気が流れ込み、東北から西日本の日本海側を中心に警報級の大雪が予想されています。さらに、関東南部では気圧の谷の影響で東京23区を含む平野部でも積雪となる恐れが出ています。
東京での積雪は交通網に大きな影響を与えるため、通勤・通学への備えが重要です。本記事では、今回の大雪の気象的な背景と、各地域の予想降雪量、注意すべきポイントを整理します。
大雪の気象的背景
上空の強い寒気
今回の大雪をもたらしている直接の原因は、上空約5,500メートル付近に流れ込んだ氷点下33度以下の強い寒気です。日本付近は30日にかけて強い冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に断続的に雪が降り続く見込みです。
冬型の気圧配置が強まると、シベリアからの冷たい空気が日本海を渡る際に大量の水蒸気を含み、日本海側の山地にぶつかって大量の雪を降らせます。今回は寒気の強さが顕著で、広い範囲で警報級の大雪となる可能性があります。
関東南部は気圧の谷が影響
東京を含む関東南部では、冬型の気圧配置に加えて気圧の谷が通過する影響で、29日昼過ぎから夜遅くにかけて雪や雨が予想されています。気圧の谷は上空の寒気と地上の湿った空気を結びつけ、降水をもたらします。地上気温が予想より低くなった場合には、雨ではなく雪として降る可能性が高まります。
各地域の予想降雪量
日本海側:警報級の大雪
日本海側では極めて多い降雪量が予想されています。29日から30日にかけての24時間予想降雪量(多い所)は以下の通りです。
- 北陸地方: 70センチ
- 東北地方: 50センチ
- 近畿地方: 50センチ
- 東海地方: 40センチ
特に北陸地方では記録的な大雪となっている地域もあり、交通障害だけでなく、電線への着雪や雪崩への警戒も必要です。
東京23区:少量でも影響大
東京23区の予想降雪量は1センチ程度、多摩南部で2センチ、多摩西部で3センチと、日本海側と比べれば少量です。しかし、東京は積雪への対応インフラが限られているため、わずかな積雪でも交通に大きな混乱を引き起こします。
29日午後4時40分時点では、23区北部に低い黒い雲がかかり、都内を含む関東平野に雪雲が流れ込み始めている状況が確認されています。予想より地上気温が低くなった場合や降水量が多くなった場合は、予想を上回る積雪となる可能性もあります。
交通・生活への影響と備え
鉄道・道路への影響
東京23区で積雪が1センチを超えると、首都高速道路の通行止めや、鉄道のダイヤ乱れが発生する可能性があります。過去の事例では、数センチの積雪で首都圏の交通網が大きく混乱したケースが複数あります。
日本海側の地域では、すでに交通障害が発生している地域もあり、車の運転には細心の注意が必要です。冬用タイヤやチェーンの装着は必須といえます。
路面凍結への注意
29日夜から30日朝にかけては、降雪後の気温低下により路面が凍結する恐れがあります。特に橋の上やトンネルの出入り口、日陰の道路は凍結しやすい場所です。歩行者もスリップによる転倒に注意が必要です。
着雪・雪崩にも警戒
日本海側の山間部では、大量の降雪による雪崩のリスクが高まっています。また、湿った重い雪が電線や樹木に付着する着雪にも注意が必要です。着雪による停電が発生する可能性もあるため、懐中電灯やモバイルバッテリーの準備が推奨されます。
注意点・今後の見通し
短い周期で寒気が南下
今回の寒気は一過性のものではなく、2月3日の節分にかけて短い周期で寒気が南下する見込みです。北陸地方では30日以降も断続的に雪が降り続く可能性があり、累積降雪量が増加することで除雪作業が追いつかなくなるリスクがあります。
立春の頃にはいったん気温上昇
2月上旬の立春の頃には全国的に気温が上昇する予想が出ています。しかし、急な気温上昇は積もった雪の融雪を促し、雪崩や河川の増水につながる可能性もあるため、引き続き注意が必要です。
まとめ
今回の大雪は、日本海側では警報級の降雪量が予想される本格的な冬の嵐です。東京23区でも少量ながら積雪の可能性があり、交通への影響に備える必要があります。
通勤・通学の際は最新の気象情報と交通情報を確認し、時間に余裕を持った行動を心がけてください。車の運転は極力控え、やむを得ない場合はスタッドレスタイヤの装着と速度の抑制を徹底することが重要です。
参考資料:
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