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by nicoxz

配当株投資の魅力と欠点を徹底解説・注目の理由

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はじめに

配当株投資が過去最高の盛り上がりを見せています。株式を保有するだけで定期的に配当金が受け取れる仕組みは、特にシニア層の資産運用や、安定したインカム収入を求める投資家に人気です。

しかし、配当株には魅力だけでなく、知っておくべきリスクや欠点も存在します。本記事では、配当株投資の基本からメリット・デメリット、そして最近さらに妙味が増した理由までを詳しく解説します。

配当株投資とは

配当金の仕組み

配当金とは、企業が稼いだ利益の一部を株主に還元するお金です。日本株の場合、多くの企業が年2回(中間配当と期末配当)の配当を実施しています。

配当利回りとは、株価に対して年間でどれだけの配当金が受け取れるかを示す指標です。計算式は「年間配当金÷株価×100」となります。一般的に4%以上になると「高配当」と呼ばれます。

高配当株が多い日本市場

日本株市場は高配当銘柄の宝庫といわれています。配当利回りが4%を超える銘柄も多く存在し、東証プライム市場全体の平均配当利回りは約2.2%程度(2025年12月時点)となっています。

銀行株、商社株、通信株など、成熟した業界の大手企業に高配当銘柄が多いのが特徴です。

配当株投資のメリット

株を売らずに収入を得られる

配当株の最大のメリットは、保有しているだけで定期的に収入が得られる点です。株式を売却しなくても利益を引き出して使えるため、特にシニア層が老後の生活費を補いながら投資を続けるのに適しています。

年金だけでは不安という方にとって、配当金は心強い収入源となります。

手間がかからない

証券会社に口座を開設して株式を購入すれば、あとは保有しているだけで配当金が振り込まれます。日々の株価変動を気にする必要がなく、長期保有を前提とした投資スタイルに向いています。

分散投資が容易

個別株だけでなく、高配当ETF(上場投資信託)を活用すれば、1つのETFで複数の高配当銘柄に分散投資できます。リスク分散をしながら安定した配当収入を狙うことが可能です。

NISAで非課税メリット

NISA口座で高配当株を購入すれば、受け取る配当金や売却益が非課税となります。通常、配当金には20.315%の税金がかかりますが、NISAならこの負担がなくなります。

流動性が高い

高配当株は株式市場でいつでも売却できます。急にお金が必要になった場合でも、3〜4営業日後には現金化が可能です。

配当株投資のデメリット・リスク

減配・無配のリスク

高配当だからといって、その配当がずっと続く保証はありません。景気悪化や企業業績の低迷により、配当金が減る「減配」や、ゼロになる「無配」に転じるリスクがあります。

過去には業績悪化で減配を発表した途端、株価が大幅に下落した事例も多くあります。

株価上昇が期待しにくい

高配当株に多いのは成熟した大企業です。安定性がある一方で、成長段階の企業のような株価上昇は見込みにくい傾向があります。

若い成長企業は利益を事業投資に回すため配当は少ないですが、株価上昇が期待できます。成熟企業はその逆で、株主還元を優先する分、成長余地が限られます。

税金による複利効果の減少

配当金を受け取るたびに税金がかかるため、再投資しても複利効果が損なわれます。長期的な資産形成を目指すなら、配当を出さずに内部留保で成長する企業への投資のほうが効率的な場合もあります。

再投資に手間がかかる

受け取った配当金を再投資したい場合、自分で株式を買い直す必要があります。ETFの分配金も自動再投資されないため、手間がかかります。

買ってはいけない高配当株の特徴

高すぎる配当利回り

配当利回りが異常に高い銘柄には注意が必要です。業績不振や将来への不安から株価が下落し、見かけ上の利回りだけが高くなっているケースがあります。

健全な高配当株は業績好調で利益が増えた結果として配当が増額されています。株価下落が原因で利回りが高い銘柄は危険信号です。

不安定な業績

過去の業績が大きく変動している企業は要注意です。景気敏感な業種で利益が乱高下する企業は、減配リスクも高くなります。

配当額の急増

突然配当を大幅に増やした企業は、その水準を維持できない可能性があります。持続可能な配当かどうかを見極めることが重要です。

配当性向100%超

配当性向とは、利益のうち配当金に回す割合です。100%を超えている場合、利益以上の配当を出しており、内部留保を取り崩しています。長期的には持続不可能な状態です。

最近さらに妙味が増した理由

グロース株一服でバリュー株に注目

2023年から2025年にかけて、日経平均株価はAI・半導体関連などのグロース株を中心に大幅上昇しました。2025年の年間上昇率は26.3%と、上昇幅は史上最大の1万円超えを記録しています。

しかし2026年は、グロース株の一服感が強まる可能性が指摘されています。そうした局面では、グロース株と対極をなす高配当利回りのバリュー株に注目が集まりやすくなります。

増配企業の増加

東証上場の3月期決算企業のうち、2025年3月期に増配した企業は約1,372社と全体の6割超に達しました。銀行や電機を中心に業績が拡大し、配当を増額する企業が相次いでいます。

2026年3月期についても、期初段階で4割を超える企業が増配を予定しています。

銀行株への追い風

金利上昇は銀行業界にとって追い風です。利ざや拡大による業績向上が期待され、メガバンクを中心に高配当銘柄として人気を集めています。

三菱UFJ、三井住友、みずほの各メガバンクは自社株買いや増配予想を示し、株主還元の改善傾向が続いています。

NISAの拡充

NISAは「つみたて投資枠」の18歳未満解禁など拡充傾向にあり、高配当株は重要な投資対象となっています。非課税メリットを活かした配当株投資への関心が高まっています。

配当株投資に向いている人・向いていない人

向いている人

配当株投資は、ある程度まとまった資金がある人に向いています。配当金は元本に対して数%程度なので、月々の配当を実感するにはそれなりの投資額が必要です。

すでに資産形成が一段落したシニア層や、安定したインカム収入を求める人に適しています。

向いていない人

20〜30代などこれから資産を「増やす」段階にある人は、成長株を含むインデックス投資のほうが効率的な場合が多いといえます。配当金への課税が複利効果を損なうためです。

まとめ

配当株投資の魅力は、株を売らずに定期収入が得られる点にあります。日本市場には配当利回り4%超の銘柄も多く、シニア層を中心に人気を集めています。

一方で減配リスクや株価上昇の見込みにくさなど、デメリットも理解しておく必要があります。高すぎる利回りや不安定な業績の銘柄は避け、連続増配実績のある優良企業を選ぶことが重要です。

2026年はグロース株の一服感が予想される中、高配当バリュー株への注目度が高まっています。銀行株の増配や金利上昇の追い風もあり、配当株投資の妙味が増している状況といえるでしょう。

参考資料:

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