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by nicoxz

NYダウ反発、主力株に買い戻し広がる週明け相場

by nicoxz
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はじめに

2026年1月26日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は反発して取引を終えました。終値は前週末比313.69ドル高(+0.64%)の49,412.40ドルとなり、ハイテクや消費関連の主力株に買いが入りました。

この週は、1月28日(水)に発表される米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利決定と、Microsoft、Meta、Appleなどビッグテック企業の四半期決算という2つの大きなイベントが控えています。週明けの相場は、これらの重要イベントを前に投資家が主力株を買い戻す動きが優勢となりました。

本記事では、26日の相場動向と、今週の注目イベント、そして2026年の米国株市場見通しについて解説します。

1月26日の米国株市場概況

主要3指数はそろって上昇

1月26日の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇しました。

指数終値前日比騰落率
ダウ工業株30種49,412.40+313.69+0.64%
S&P 500約6,910-+0.5%
ナスダック総合約23,320-+0.4%

ダウ平均は取引時間中に一時200ドルを超える上昇を見せました。前週は2週連続で下落していたこともあり、主力株を買い戻す動きが先行しました。

セクター別の動向

ハイテクセクターでは、NVIDIA、Microsoft、Metaなどの大型株が堅調に推移しました。今週予定されているビッグテック決算への期待感が下支えとなっています。

消費関連セクターでも買いが優勢となりました。インフレの落ち着きと雇用市場の安定が、消費者信頼感を支えているとの見方が広がっています。

金価格は5,000ドル台を維持

貴金属市場では、金(ゴールド)価格が1トロイオンスあたり5,000ドル台を維持して推移しました。銀も一時115ドルを突破する場面がありました。地政学リスクへの懸念から、安全資産としての金への需要が続いています。

今週の注目イベント

FRB政策金利決定(1月28日)

今週最大の注目イベントは、1月27〜28日に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)会合です。政策決定は28日午後2時(米東部時間)に発表され、パウエル議長の記者会見が続きます。

市場の予想:

CMEグループのFedWatchツールによると、今回の会合での利下げ確率は約11.6%と低く、大半の市場参加者は金利据え置きを予想しています。現在の政策金利(フェデラルファンド金利誘導目標)は3.50〜3.75%で、2025年後半に実施された3回の利下げ(9月、11月、12月に各25bp)以降、据え置きが続いています。

据え置き予想の背景:

2025年12月の雇用統計では非農業部門雇用者数が+50,000人と市場予想を大きく下回りましたが、FRBが重視するコアPCEインフレ率は2.7〜2.8%と目標の2%を依然として上回っています。インフレの粘着性が続く中、FRBは「様子見」のスタンスを維持すると見られています。

ビッグテック決算ラッシュ

今週はテクノロジー大手の四半期決算が相次いで発表されます。AI関連投資の動向や、クラウドサービスの成長率が注目されています。

主要企業の決算日程:

  • Microsoft: 1月28日(火)
  • Meta Platforms: 1月29日(水)
  • Apple: 1月30日(木)
  • Amazon: 1月30日(木)

これらビッグテック企業の業績は、S&P 500指数の時価総額の大きな割合を占めるため、決算内容次第で相場全体の方向性が左右される可能性があります。

2026年の米国株市場見通し

ウォール街は強気見通し

2026年の米国株市場について、ウォール街の主要アナリストは概ね強気の見通しを示しています。

Bloombergが追跡するすべてのウォール街フォーキャスターが、株式市場は4年連続で上昇すると予測しています。主なターゲット水準は以下の通りです。

  • Bank of America: S&P 500は年末に7,100ポイント到達
  • Deutsche Bank: S&P 500は8,000ポイントまで上昇の可能性
  • ダウ平均: Q1に51,300〜53,000ポイント到達の予測も

HSBCの株式戦略責任者Nicole Inui氏は「AIによる設備投資ブームに支えられ、1990年代後半の株式ブームを彷彿とさせる二桁上昇の年になる」との見方を示しています。

強気見通しの根拠

金利環境: FRBは2026年中のどこかで利下げを実施すると予想されており、これが株価を支える要因となります。US Bank Asset Managementのチーフエクイティストラテジスト、Terry Sandven氏は「インフレは落ち着き、金利は低下傾向、企業業績は上昇傾向という、株式にとってのゴルディロックス(適温)状態だ」と述べています。

AIブーム継続: AI関連投資は引き続き拡大しており、データセンター建設やAI半導体への需要が企業業績を押し上げています。

市場の裾野拡大: これまでハイテク大型株に集中していた上昇が、中小型株にも広がりを見せています。ラッセル2000指数は7%以上上昇し、過去最高値を更新しています。

警戒すべきリスク要因

一方で、警戒すべきリスクも存在します。

バリュエーションの高さ: S&P 500のシラーPER(景気循環調整後株価収益率)は、過去155年間で2番目に高い水準にあります。これより高かったのは、ドットコムバブル崩壊前の数カ月間だけです。

AI株への期待過剰: Morningstarは「AI関連銘柄の高いバリュエーションを正当化するには、さらに高い成長が必要」と指摘しており、期待が裏切られた場合のボラティリティ上昇を警告しています。

地政学リスク: トランプ政権によるグリーンランド問題をめぐる欧州との対立など、地政学的な不確実性が市場の変動要因となっています。1月20日には、この問題をきっかけにダウ平均が850ドル以上下落する場面もありました。

FRBの独立性: トランプ政権がFRB理事の解任やパウエル議長の交代を示唆していることで、金融政策の先行き不透明感が高まっています。

投資戦略への示唆

バーベル型ポートフォリオの推奨

Morningstarは、現在のバリュエーション水準を踏まえ、ポートフォリオ内での株式比率を「マーケットウェイト(中立)」とすることを推奨しています。

具体的には、テクノロジー・AI関連株で上昇余地を確保しつつ、高品質のバリュー株でバランスを取る「バーベル型ポートフォリオ」が有効だとしています。これにより、2026年に予想される複数回のボラティリティ上昇局面に備えることができます。

セクター選好

金利低下局面では、金融セクターや不動産セクターへの資金流入が期待されます。また、インフラ投資やデータセンター建設関連銘柄も引き続き注目されています。

まとめ

1月26日のNY株式市場は、ダウ平均が反発し49,400ドル台で取引を終えました。今週はFRBの政策金利決定とビッグテック決算という2大イベントが控えており、市場の注目が集まっています。

FRBは政策金利を据え置く可能性が高いと見られていますが、パウエル議長の会見内容や、今後の金融政策に関する示唆が相場の方向性を左右するでしょう。また、ビッグテック決算はAI投資の持続性を測る試金石となります。

2026年の米国株市場について、ウォール街は4年連続の上昇を予想していますが、高いバリュエーションや地政学リスクには注意が必要です。

参考資料:

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