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by nicoxz

日産スカイライン新型、2027年前半に投入へ

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はじめに

日産自動車のイバン・エスピノーサ社長は2月12日の決算説明会で、人気車種「スカイライン」の新型モデルを2027年前半までに発売する方針を明らかにしました。現行のV37型は2014年のデビューから10年以上が経過しており、待望のフルモデルチェンジとなります。

日産は2年連続の最終赤字が見込まれる厳しい経営状況にありますが、スカイラインを含む国内向け6車種の新型を2025年10月から18カ月で投入する計画を打ち出しています。往年の名車の復活は、日産再建の起爆剤となるのでしょうか。

スカイラインの現状と新型への期待

10年超のロングライフモデル

現行スカイライン(V37型)は2014年2月にデビューしました。マイナーチェンジは何度か行われたものの、フルモデルチェンジは実施されないまま10年以上が経過しています。1957年の初代登場以来、平均5年に1回のペースでモデルチェンジが行われてきたスカイラインとしては、異例の長寿モデルです。

2024年度の国内販売台数は約2100台にとどまっています。セダン市場全体の縮小に加え、長期間モデルチェンジが行われなかったことが販売低迷の一因です。

次期モデルの注目ポイント

新型スカイラインは14代目(V38型)として開発が進められています。これまで報じられている情報を整理すると、後輪駆動(FR)のプラットフォームをベースに、マニュアルトランスミッションの設定も検討されているとのことです。

パワートレインについては、ハイブリッドモデルの復活が見込まれるほか、EVモデルのラインナップも検討されている模様です。日産の先進運転支援技術「プロパイロット3.0」の搭載も期待されています。開発テーマは「ドキドキさせるクルマ」とされ、スポーツセダンとしての走行性能を重視した方向性が示されています。

経営再建計画「Re:Nissan」と新型車戦略

6500億円の赤字と構造改革

同日発表された2026年3月期の連結業績見通しでは、最終損益が6500億円の赤字となる見込みです。2年連続の巨額赤字は、工場閉鎖やリストラなどの構造改革費用が主因です。

エスピノーサ社長は「販売状況は厳しかったものの、断固たる活動が事業の安定化につながり、回復の道筋がついてきている」と述べました。売上高は前期比6%減の11兆9000億円を見込みますが、営業損益は600億円の赤字と、従来予想から2150億円改善しています。

Re:Nissan計画の概要

2025年5月に発表された経営再建計画「Re:Nissan」では、2026年度までに自動車事業の営業利益とフリーキャッシュフローの黒字化を目指しています。主な施策は以下の通りです。

固定費と変動費を合わせて5000億円のコスト削減を行い、人員を2万人削減します。車両生産工場は17カ所から10カ所へと統合される計画です。エスピノーサ社長は「日産を残すには7工場閉鎖をやるしかない」と述べ、厳しい構造改革の必要性を強調しています。

新型車投入で国内販売をてこ入れ

コスト削減と同時に、商品力の強化にも注力しています。スカイラインを含む6車種の新型モデルを、2025年10月から18カ月の間に国内市場へ投入する方針を示しました。

開発期間の短縮も重要な取り組みです。リードモデルの開発期間を37カ月、後続モデルを30カ月とする目標を掲げ、従来比で約4割の短縮を図ります。新型スカイラインはこの新しい開発プロセスのもとで生み出されるモデルの一つです。

注意点・展望

スカイラインの新型投入は日産ファンにとって朗報ですが、セダン市場の縮小という構造的な課題は依然として残ります。SUVやミニバンに消費者の好みが移る中、スポーツセダンとしてのスカイラインがどれだけの需要を獲得できるかは未知数です。

GT-Rが2025年モデルを最後に生産終了となった今、スカイラインは日産のスポーツブランドを支える存在として重要性を増しています。フェアレディZとGT-Rの中間に位置するスポーツセダンとして、明確なポジショニングを打ち出せるかが成功の鍵です。

また、日産全体の経営再建がスケジュール通りに進むかどうかも重要です。構造改革の費用負担が重い中で、魅力的な新型車を投入し続けるには、十分な開発投資の維持が不可欠です。18カ月で6車種という野心的な計画の実現可能性についても注視する必要があります。

まとめ

日産は経営再建計画「Re:Nissan」のもと、スカイラインの新型を2027年前半までに投入する方針を明確にしました。10年以上ぶりのフルモデルチェンジは、FRプラットフォームをベースにしたスポーツセダンとして開発が進められています。

2年連続の巨額赤字という厳しい経営環境の中、新型車の投入は販売回復の重要な柱です。スカイラインが日産復活の象徴となるか、今後の動向に注目が集まります。

参考資料:

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