Research
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by nicoxz

#社会保障 (35件)

高額療養費8月改正の全容と年間上限の活用法

2026年8月から高額療養費制度が大幅に見直される。月額上限の引き上げで短期的な負担は増加する一方、新設される年間上限や多数回該当の据え置きにより長期療養者には恩恵も。所得区分ごとの具体的な変更額と、制度を最大限活用するための実践的な知識を解説する。

医療版マクロスライド実験が映す給付抑制と現役世代負担の転換点

2026年度予算が4月7日に成立し、社会保障費は39兆円となりました。政府は高額療養費見直し、OTC類似薬の追加負担、後期高齢者保険料改革を通じ、医療と介護でも賃上げの範囲内に給付増を抑える構えです。年金のマクロ経済スライドになぞらえる改革の実像と、現役世代負担軽減と受診機会確保のせめぎ合いを読み解きます。

病院の消費税負担軽減案を読む控除対象外消費税と制度再設計の論点

公的医療は非課税なのに医薬品や設備の仕入れには消費税がかかる控除対象外消費税のねじれが病院経営を長年圧迫している。厚労省の平均補てん率は100%超でも、療養病床なし急性期400床以上病院の中央値は68.4%で補てん不足が1億円超の例も珍しくない。診療報酬上乗せの限界と課税転換・還付案の主な論点を整理する。

給付付き税額控除の段階導入論 公金口座先行案の実務課題整理

2026年4月6日の社会保障国民会議実務者会議で給付付き税額控除の「簡易型」先行案が議題に上った。所得把握と支給インフラの整備には異なる時間軸が必要という認識のもと、公金受取口座を活用した段階導入論の意味と限界、米EITCの不適正支払い率27.3%が示す制度複雑化の教訓、本格制度への接続課題を整理する。

過去最高122兆円の予算案が衆院通過、今後の焦点は

2026年度予算案が衆院本会議で与党の賛成多数により可決され、一般会計は122兆3092億円と2年連続で過去最大を更新しました。高市早苗首相にとって初となる当初予算案の主な内訳と特徴、衆院審議時間が2000年以降の最短記録となった経緯と野党の強い反発、そして参院での今後の審議見通しを詳しく解説します。

OTC類似薬1100品目に追加負担、健保法改正の全容

政府が2026年3月13日に閣議決定した健康保険法等改正案では、ロキソニンやアレグラなど身近なOTC類似薬77成分・約1100品目に対して薬剤費の25%相当の追加自己負担が新たに設けられます。患者ごとの実質負担率の具体的な変化と詳しい適用除外の条件、出産無償化制度の仕組みまで改正の全体像を解説します。