Research
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by nicoxz

#物価高 (20件)

企業倒産1万件時代 中小企業を襲う人手不足と物価高圧力

2025年度の企業倒産は東京商工リサーチで1万505件と2年連続の1万件超となり、負債1億円未満が76.7%を占めた。人手不足倒産は過去最多442件に達し、最低賃金63円引き上げと価格転嫁難が同時進行する構造を解明。金利上昇局面で中小企業が生き残るための価格決定力・省力化投資・承継戦略の条件を示す。

初任給アップでも重い物価高と変わる賃金カーブの現在地を読む視点

大卒初任給は2025年に男性26万4900円へ1年で1万円超上昇したが、実質賃金は4年連続マイナスで生活実感は依然重い。新卒入社者の半数以上が手取りに不満を感じる背景には社会保険負担の増加と賃金カーブのフラット化がある。JILPTや帝国データバンクのデータで額面と実感のギャップを解き明かし、将来収入の見通しを示す。

食品減税でも値下がりしにくい理由と家計支援策の盲点

食品消費税をゼロにしても店頭価格下落は理論上で約7.4%にとどまり、農林水産物が前年比21.9%上昇するコスト環境では減税分は棚価格に反映されにくい。伊藤忠総研は家計負担軽減を年約3万6000円、大和総研は税収減4.8兆円に対しGDP押し上げ0.3兆円と試算し、外食との8%格差拡大や費用対効果の限界を詳説する。

長期金利2.4%時代 27年ぶり高水準が家計と財政に及ぼす重み

日本の長期金利が2026年4月6日に一時2.425%へ上昇し1999年2月以来27年ぶりの高水準を付けた。WTI原油115ドル台への高騰を受けたインフレ再加速懸念、日銀の政策金利0.75%への引き上げと国債買い入れ減額、10年債入札での慎重な需要が重なった構図と、固定型住宅ローンや国債費31兆円への波及を解説する。